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コップ

やっぱり僕は「コップ」が好きみたいで、ガラスでも陶磁器でもプラスチックでも、アンティークでもデザイナーズでも、ステムのあるグラスよりもコップ形をいつも贔屓目に見てしまいます。

あまり大層なモノよりも庶民的な中にある心地よさを探ってしまうんだな。根っこから庶民なんだな〜と感じるときであります。

 

さて今日は今回いくつか仕入れたタンブラーの中から2点ご紹介します。

左はスウェーデンの1900年代初期のタンブラーです。

吹きガラス成形でガラスの揺れがあります。酸による腐食で輪線が描かれていて、底にはポンテの跡が残っています。この手のタンブラーは大好物であります。

 

右はフィンランドのイッタラ製「i-103」。

1956年にTimo Sarpaneva(ティモ・サルパネヴァ)によってデザインされたもので、1967年まで製造されました。「i-シリーズ」と呼ばれる食器シリーズの中のひとつで、彼のキャリアの中でも初期の仕事です。1950年代の技術の進歩とデザイナーを起用したことによる産物ですね。フィンランド工芸が世界から注目され始めた1950年代の代表的なアイテムと言えます。

 

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