黒キルタ
毎回何を仕入れてくるかかわからないのが古物店の面白さでもありますが、定番で置いておきたいなと思うものもあるもの。ソイルにとっての定番のひとつにカイ・フランクの器は外せないのです。
もちろんカイ・フランクなら全て良いのかということもなく、その中からさらにソイルの好みのものを選んで置きたいなと思っております。
そんなこんなで、先月の買い付けでは、久しぶりにカイ・フランク デザインの中でも定番中の定番「黒キルタ」の珈琲C&Sを見つけました。
もはや説明はいらないと思いますが、「ディナーセットを粉砕せよ」と言ったカイ・フランクが装飾性を削ぎ落としたデザインですね。
現行でイッタラから販売されている「TEEMA」の原型となったシリーズですが、磁器の質や釉薬の雰囲気など現行のものとは、やはりモノが違います。もっと柔らかで温かい印象なのです。
黒い器に黒い珈琲を注いでいただくのが何ともオツな気持ちになっていいものです。
「黒」は、「白」「黄」など明るいカラーの器に比べてどうしても細かなスレが目立ちやすい(とくにカップを置くソーサーが目立ちやすい)のですが、比較的そんなスレも少ない方なのかなと思います。光を当てて撮影した上の画像をご参照ください。
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“Kilta” Coffee C&S (Black)
ARABIA
Kaj Franck
1950′
W9.8×D8.0×H5.5cm(cup) ,D13.0×H1.7cm(sauser)
¥6,000(在庫6 → 3)