鉋
先日、フィンランドで展示をされるなどフィンランドにご縁のあるお客さんとの会話の中で、フィンランドのもの作りの話題になって、「フィンランドのものは、19世紀でも、20世紀前期でも、中期、後期でも、現代の作家さんのものまで、どこを切り取ってもそれぞれに魅力的なものが多いのは何故でしょうね。」という話題になりました。
結果「国民の気質と、あとは寒い地域だからじゃないのかな。」とシンプルな結論に達しました。寒い冬は家で過ごす時間が長いから、考える時間、手を動かす時間、学ぶ時間がたっぷりあるのかもしれません。
あと個人的に思ったのは、夏と冬のメリハリや、体を動かすことが好きで、かつ静かに考えることも好きだという「動」と「静」の両面を持つ国民気質も関係しているのではないかと推測しています。フィンランド人は謙虚な印象もありますね。
そして、「もの作り」の盛んな国は、ものを作るための「道具」が、これまた素晴らしいという話題になりました。日本も北欧もドイツもそうですね。道具がよく考えられていて機能的で、丁寧に丈夫に作られていて、道具自体が魅力的なんですよね。
僕は素敵な道具をじっくり眺めながら酒が飲めます。ムフフ。
とまあ、そんなこともあったので、今日は道具をご紹介します。
フィンランドの鉋(かんな)!
刃を取り替えやすいように、刃の位置を微調整しやすいように考えられています。刃を研ぎ直せば現役で使えるでしょう。
この鉋、動物みたいに見えませんか?
(ご売約済み)