Glass Ladle & Water Jug
本日ご紹介するガラス製品は、庶民的で生活に寄り添った道具の持つ素朴な力強さではなくて、洗練された丁寧な仕事による品格のある道具に分類されるものかと。かといって嫌みな装飾はなく、すっきりとしていて、オーダーメイドで丁寧に作られたシャツやジャケットのような印象です。
透明度の高いガラス製品2点。どちらもフィンランドで見つけたもの。
「ガラスレードル」と「ウォータージャグ」
まずはこちらから ↓
吹きガラスのレードル
おそらくフルーツポンチなどをすくうときに使われていたもの。
見事な曲線!
柄も吹いて伸ばしたガラスを付けています。中が空洞ですね。
全体のバランスもよろしく
大きなボウルの淵に引っ掛けることができるように機能のある装飾。
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ガラスレードル
カップの径7.0cm、全体の長さ18.3cm
(Sold) ありがとうございました。
薄く仕上げられたウォータージャグ
面取りされたスクエア型で、小さめなのも嬉しいところ。
型吹き成形で、製造時の口元のガラスの切り方がすこしラフなので、カッチリし過ぎずに手仕事の跡がほどよく残っています。
作り手にも使い手にも良い、理にかなった注ぎ口ですよね。
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ウォータージャグ
W16.0×D10.2×H13.7 cm
(Sold) ありがとうございました。
どちらもぴかぴかと大変よいコンディションです。
僕はくたくたのオールスターも好きだけど、職人の手仕事による革靴をピカピカに磨いて履くのも好きです。場所や気分で使いわけれる大人になりたいものですね。そんな感じで良いものは良いと、濁りのない眼でモノを見れるよう日々鍛錬であります。